REFLECT

永久機関に足を踏み入れてしまった。

刀ミュの代役:阿津賀志山異聞2018 巴里

7月14日 「重要なお知らせ」にて翌日7月15日上演の2公演、小狐丸役、北園さん声のみの出演アナウンス

7月15日 マチネ・ソワレともに上演前にネルケ松田会長、演出茅野さん、北園くんの挨拶あり。挨拶後、北園くんは客席後方の音響ブースへ。

8月1日 「重要なお知らせ」

この結果に基づき、日本青年館ホールにおいて8月3日より上演を予定しております本公演につきましては、ミュージカル『刀剣乱舞』の立ち上げからアンサンブルとして公演を支えてくださっている岩崎大輔さんが1部の代役を務め、2部は小狐丸を除く5振りでのパフォーマンスとして上演させていただくことをご報告致します。

公演を楽しみにご来場いただくお客様におかれましては、ご心配をお掛けし誠に申し訳ありません。

北園さんの回復を待ちながら、キャスト・スタッフ一丸となって全力を尽くし、一日一日精一杯努めさせていただきます。

公演期間中の北園さんの症状の経過に関しては追ってお知らせさせて頂きます。

 8月12日 「重要なお知らせ」

8月9日に再度診察を受けた結果、担当医師より経過は順調だが、運動は引き続き禁止との診断を受けました。

この結果に基づき、日本青年館ホールにおいて8月19日まで上演を予定しております本公演につきましては、このままアンサンブルの岩崎大輔さんが1部の代役を務め、2部は小狐丸を除く5振りでのパフォーマンスとして上演させていただくことをご報告致します。

 

北園くん、岩崎さん役者個人についてではなくメインキャストの代役公演における刀ミュの対応について、書き残しておこうかなと。公演中は「重要なお知らせ」は表示されていたものの、キャスト紹介ページに注釈はなく会場にも一切「代役」案内は無かった。さらに東京公演のゲネの記事は軒並みNG。いくら再演と言っても初日開けたのにネットニュースが写真、映像ともに一切残っていない。

乱暴な言い方をしてしまうと、2.5次元ってキャラありきで中身の役者はその依代くらいの感覚でいたから、今回頑なまでの対応に違和感があった。役者ファンへの最大限の配慮と、役者の成長とリンクして大きくなってきた刀ミュだから、その演じているのが「誰か」ということが刀ミュにとって大事という。これが堀川みたいにはっきりとキャス変したりテニミュみたいに代替わりが普通となったらまた違っていくのだろうけど、トライアルメンバー6人の位置づけがそれだけ特別なんだろうね。

わたしはトライアルを知らず、小狐丸が最推しじゃない立場で観ているので諦めというか割り切れた部分は大きいと思う。パリ帰国するとき東京公演は1部代役、2部は5人だろうと考えてたとおり、術後を想定すればおそらく最良の選択だったと思う。(パリの声のみの出演は舞台として不完全なものだったから)

「ゲネの画像なし」「上演期間のキャストSNSに小狐丸いない」「2部舞台写真販売中止」、さらに公演の中盤には禊で「待ってる」「戻ってこい」の連続に、もやもやしていました。普通に禊をやってほしいとアンケート書いたくらいにどうして?感が否めなかった。

1部は小狐丸が舞台上に居る。現代遠征である2部も「5振の出陣」と言いつつ三日月と小狐丸のデュエット『Timeline』はソロではなく、ちゃんと小狐丸とのデュエットだった。北園くんの歌声、黄色のスポットライト、まりおくんの表情や仕草。居るんだ、一緒なんだなあって。それが嬉しかったのに禊で「居ない」ことにされるチグハグさがいやでした。それがわたしのもやもやの正体。

 スタッフ・キャストの皆様、精一杯素敵な舞台を観せてくれてありがとうございました。小狐丸役の岩崎さんも本当に本当にお疲れさまでした。殺陣は野生で、普段は落ち着いて皆を見守る小狐丸。岩崎さんの歌声が心地よくて大好きです。わたしは精一杯あつかし、パリを楽しんでいました。